〜打藍球〜 3月14日第五回ASIA・CUP開催
○台北といえば藍球？
藍球とは、中国語でバスケットボールのことです。打（Da）はPLAYするという意味でバスケットボールをするということであります。実は、台北は非常にバスケが盛んな町であります。なぜ盛んなのか？2008年7月18日（第30回ジョーンズカップ）のworldblog台北にありますように、30年前台湾政府が野球以外に国民の体力向上政策に、当時FIBA（世界バスケットボール協会）のウイリアムジョーンズ事務総長を招き、国際大会を開催したことから始まります。街や学校のいたるところにバスケットボールコートがあります。時間があれば、ボール１つで楽しめるバスケット。野球の場合、ボールやグラブ、バット、広い野球場が必要ですが、バスケはリングと15ｍ×28ｍのコートがあれば楽しめます。
日本からすると台湾は野球でしょ？ と思うかもしれませんが、今年はプロTEAMも４TEAMに激減。有能な選手は高校・大学後、アメリカや日本へ行ってしまいます。SBLというプロリーグを頂点に、大学、高校と一番人気はバスケットボールなのです。またTVでもアメリカのNBAやNCAAの試合放送は日本以上に放映されております。
第29回ジョーンズカップで来台したU24日本代表
○ASIA・CUPとは？
ASIA・CUPとは正確には「第5回アジア日本人駐在員バスケットボール大会」であります。年1回アジアの各地域から日本人のバスケ馬鹿が集い、バスケをする大会であります。香港、バンコク、上海、シンガポールと開催され、今年は台湾・台北で開催されます。年々参加TEAMが増え、アジアの16地域より男子16TEAM、女子5TEAMが試合をして優勝を決める大会です。問題は？駐在員であること＆移動に時間がかかること。当然駐在ですから何日も休めません。金曜日移動、土曜日試合、日曜日帰国となります。一日で16TEAMの優勝を決めるとなると、4試合しなければなりません。とはいえ皆様駐在員、日頃の激務があり毎日練習できる訳ではありません。非常にタイトな大会であります。
また我々ホスト国も非常に大変です。4面取れる体育館で、1日42試合を運営。300名近くの人々が宿泊できるホテルの確保、試合後の表彰式パーティーの実施。我々も6か月上前から準備して何とか3月14日の開催を迎えることができました。
試合会場は國立台湾大學総合体育館であります。台湾大學は日本統治時代にできた大学で旧帝国大学の１つである由緒ある大学であります。４F建の体育館で、１F2面、3F2面のバスケットボールコートが取れます。すばらしいコートで試合をすることができます。
⇒http://ntusportscenter.ntu.edu.tw/ntu/front/intro.aspx
審判は我々日頃からお世話になっているAPALバスケットボールリーグにお願いしてあります。この審判陣も大変な布陣で陳国際審判員を中心に日頃からジョーンズカップなど国際大会や台湾のSBLや大学、高校等の試合で活躍する審判であります。これで試合の判定に文句はでません（笑）。
また選手や応援でいらっしゃる方々が宿泊するホテルは、「Grand Formosa Regent Taipei」。
晶華酒店という五つ☆ホテルであります（台湾では☆の数でランクされております）。あのマイケル・ジョーダンが来台した時宿泊したホテルであります。試合後の表彰式パーティーもこちらで行われます。我「台湾日僑隊」（台北駐在員バスケット部）の平川君が勤務先だったのでこちらを予約することができました。参加する方々、誠に申し訳ございませんが、五つ☆ホテルでございます。バスパン、サンダル、スリッパ、鉢巻で部屋の外へ出ることはご勘弁下さい。また、今年１月より台湾では公共場所すべて禁煙でございます。体育館・ホテル共「禁煙」でございます。罰金もございます。十分ご理解下さいませ。試合、並びに台湾・台北を楽しんでいただくためにできる限りの準備をさせていただきました。
晶華酒店ＨＰ（日本語）
⇒http://www.grandformosa.com.tw/japen/index.html
○我々「台湾日僑隊」は？
さて我々「台湾日僑隊」の紹介をさせていただきます。我々は19歳から52歳までの台湾に駐在する日本人のTEAMであります。元々は台北日僑学校（日本人学校）のPTAの活動として始まっております。学校の体育館をお借りしているところから、「台湾日僑隊」となりました。高校・大学経験者から初心者まで土曜日の13時より体育館をお借りしてバスケットボールを楽しんでおります。実は私も入隊したのはまだ1年弱。台湾に来て5年間はバスケットをお休みしておりました。「まあ、これからバスケをやることもないだろうな〜？」と思っていました。これも球球の話であります。ちょうどバンコクのユニバーシアードに試合を観にいっていました。バンコクで原多さんというバンコクTEAMの監督に会い台湾にもTEAMがありますよ〜！ というお話を聞いていました。ちょうど帰国した日の夜に知人から連絡を頂き、岡信さんという私と同じ坊主の人を紹介していただき入隊しました。入隊理由は「運動不足解消」であります。何度か練習に参加した後、最年長（当時）なので監督やって下さいということになりました。あまりにもラフプレイと罵声が多いので若者諸君は監督に収まればOKという考えでしょう！ それから昨年のシンガポール・アジアカップ参加となります。なんせバスケをやってしまうと「負ける」ことが非常に悔しい訳であります。そこからは「部員の発掘」とりあえず営業で仕事に出ても、「バスケットやったことあります？」という言葉から始まります。またTEAMメイトも昨年のホーチミンに負けたことが悔しかったのでしょう。毎週日曜日APAL大会という台北のローカルリーグに参加して今大会に備えてきました。2008年6月6日のworldblog台北で紹介しておりますが準優勝することができました。今大会でも活躍することと思います。
