〜食〜 台湾における日本進出企業

 ●一層充実する台湾・台北の食文化

 今週はちょっと仕事のお話です。台湾・台北生活を始めて早6年、7年目に突入して変ったこと、正直食に困らなくなりました。来たばかりのころ、「屋台」等の食事が楽しく今日は東、明日は西とガイドブック片手に台湾の食事を楽しんでおりました。また、仕事が「回転寿司」の会社でしたので仕事柄、日本食を食べることが普通の方と比べると多かったと思います。しかし「やっぱり日本人」日本の味が恋しくなります。

 ただしここ2〜3年事情が変わってきております。特に台北は安い価格で普通の台湾に方が楽しめます。それは日本外食企業が台湾に進出しているからです。


 ●すかいらーく&和民

 第1は日本で4,000店舗以上出店している「すかいらーく」であります。3業態あります。「SKYLARK加州風洋食屋」(日本のすかいらーくに近いメニュー)「CAFE GRAZIE」(イタリア料理)「藍屋」(日本料理)を33店舗あります。店舗数、味も日本外食進出企業のTOPを走っております。「CAFE GRAZIE」のナポリタンと明太子スパゲティーは絶品であります。お店も非常にお洒落で安いので台湾の方々に非常に人気であります。また3年前に「居食屋 和民」が進出しました。日本と違うところは「居食屋 」そうなのです。日本食レストランとして台湾の方に認知されております。最近は、忠孝東路に「和亭」という定食店が開店しました。刺身と天ぷらの「和亭定食」(320NT$=日本円約¥1,000)が人気であります。

お洒落な「CAFE GRAZIE」(写真:左)と和亭の和亭定食(写真右)

 ●焼肉あなたは「乾杯派」? 「牛角派」?

 また最近は日本式焼肉屋さんも非常に充実しております。「乾杯」というエキサイティングな焼肉屋さんがあります。現在は台北で7店舗運営。最近は日本のTVにも出たようです。とにかく元気のよい焼肉屋さん。8時にはお客様全員で「乾杯」をやります。とにかく予約で一杯、こんな焼肉屋さんは日本にありません。社長(総経理)は34歳日本人、台湾師範大学に留学しこのお店を立上ました。今後、台湾でどんどん出店して行くでしょう。日本から進出した「牛角」も現在3店舗。まさに、日本の牛角の味であります。台北の方で焼肉は「乾杯」か? 「牛角」か? で意見が分かれます。

シックな「老乾杯」(写真:左)と老乾杯の「厚切牛タン」(写真:右)

 ●その他続々日本外食企業 台湾進出中!

 牛丼の「吉野家」(50店舗)、定食の「大戸屋」(8店舗)、カレーの「COCO壱番屋」(4店舗)など最近どんどん進出しております。最近の一番人気は「らあめん花月・嵐」 台北駅2Fと信義威秀に出店。こちらは会社に近いのでよく利用しております。本当に充実の台湾日本料理事情であります。

らあめん花月・嵐 信義威秀店(写真:左)チャーシュー丼と
らあめん銀次郎(写真:右)