〜買東西〜 台湾百貨店事情 ?

 ◎定価で買うのは、馬鹿馬鹿しい?

 9月19日のblogで「台北市内は日系百貨店ばかりなり!」というお話をしました。今回は、一般的な台湾式(中国式)の販売方法のお話からいたします。街を歩き、お店を見るとそこら中のお店で割引の広告が目につきます。「9折」とは定価の90%で販売の意味、日本的には10%割引。「8折」は20%の割引です。「買一送一」は1個買ったら1個オマケ。定価で2個買えますということです。中には「1折」90%割引や「買一送二」1個買ったら2個オマケなんて広告もあります。チェーンの薬局では指定商品ですが2個目は「1NT$」で買えるなんて商品もあります。まあ、いらないものなので買いませんが・・・!


 コンビニでも割引があります。7イレブンでは「I cash」なる電子カードを1,000NT$にて購入。これを利用すると限定商品(7イレブンの売りたい商品)は9折、10%の割引になります。残金がなくなるとチャージします。また商品を購入するとポイントがたまり、商品と交換できます。台北市内の地下鉄(MRT)やバス・駐車場で使える「悠遊カード」も8折。通常の運賃の2割引、30分以内に乗継をするとさらに50%の割引であります。「I cash」と「悠遊カード」は私の必須携帯品であります。

写真:I cashと悠遊カードは台北必需品!

 ◎百貨店はどうなの?

 「台北市内は日系百貨店ばかりなり」成功した理由は、サービス以外にあります。まずは、百貨店の発行するクレジットカード。まあ、日本の伊勢丹式、これで購入するだけで5%の割引。駐車場2時間無料なんてプレミアムがあります。営業税(日本でいう消費税)分が割引になります。そして、百貨店の売時は「週年慶」であります。「週年慶」とは百貨店の誕生日、○周年記念バーゲンのことです。しかし、なぜか10月が多いのです。この百貨店10月にできたのかな?と思うことがあります。12月1月はクリスマス&新年セール、2月は初売(台湾は旧正月ですので)4月はスプリングセール、7・8月はサマーセール、9月は中秋節セール。たぶん10月は売上が落込む?よって週年慶?。そうなのです。1年中セールです。

写真:新光三越信義店(左)と週年慶の看板(右)

 ◎満5000送500 百貨店方式

 我社の近く、新光三越でも10月23日(木)より「週年慶」が開始されました。11月17日まで26日間も続きます。写真を見ていただければわかりますが、「8折起」20%割引からの意味であります。おまけに「満5000送500」5,000NT$購入すると、500NT$の商品券をプレゼント。5,000NT$以上購入するとプラス10%割引ということです。約30%の割引?日本では百貨店で考えられない割引です。当然お客様はこの時期に買物が集中します。特に化粧品やブランド品のお店に女性客が集中します。定価販売が基本の化粧品。ここぞとばかり買いまくる訳です。ただし、最近は外資系スーパーも同様の販売を行っております。「満1000送100」時には「満1000送200」20%オフなんてこともあります。ただでさえ安いスーパーで20%割引。おそろしき台湾商法であります。泣くのは、テナント&納入業者であります。

平日ですが週年慶の開店を待つお客様、まわりは途端に交通渋滞であります