〜遊〜 北投温泉へ行く

 台北と言えば、北投温泉(Beitou Wenquan)


 MRT淡水線で台北駅から約30分、そこには「北投温泉」があります。東京で生活する人には考えらてない環境です。明治26年にドイツ人によって発見されました。日本統治時代 明治28年大阪の商人平田源吾氏が温泉旅館を開業。台湾有数の湯治場として、発展します。泉質は、天然ラジウム泉、白濁硫黄泉です。


 昔、台湾には公娼制度という悲しい歴史があり、北投温泉はその中心でありましたが、1979年廃止され今は観光地として台北市民の憩いの場であります。まあ、台北で暮らす私たちの生活から説明すると 「家」に「浴槽」がないアパートが多いのです。 「浴槽」があるアパートは非常に高い。日本人は浴槽につかり皮膚に詰まった汚れを取らないと皮膚呼吸ができない!? よって浴槽に浸かりたい日本人は、週末「北投温泉」へ行く! と勝手な理由をつけ、温泉生活となります(ただし、上記の文章には医学的根拠は何もありません)。最近は我「台湾日僑隊」という台湾に住む日本人バスケットボールTEAMがありまして、練習後温泉が日課になっております〜! これも台北ならではの「満足」であります!!



 北投温泉最古の公衆浴場「瀧乃湯」と北投石
 瀧乃湯 
 住所:台北市北投区光明路244号
 TEL:02−2891−2236
 営業時間:AM 6:30〜PM 9:00 月曜日休み
 料金: 70NT$(¥245)


 創業は日本統治時代の明治40年(1907年)で、台湾に現存する浴場の中では最古の部類でしょう。大正12年(1923年)には昭和天皇(当時は皇太子)が訪れ入浴した記念石碑が残されています。泉質は強酸性で硫黄に若干のラドンが混ざっているそうです。なぜラドンが混ざっているかというと、この瀧乃湯の前で発見された北投石(ほくとうせき)がラジウムを発生しています。世界でも北投温泉と日本秋田県の玉川温泉からしか産出しないのです。北投温泉で発見されたため、この名で呼ばれております。ただし、この温泉は非常に熱いのと、脱衣場、浴槽を含め初めて行かれる観光客の方は、「え〜?」と思うかもしれませんが、泉質は一番です。ぜひお試しください。男女別浴、タオルは各自ご用意下さい。ちなみに湯治には最高の泉質です。


写真上:瀧乃湯温泉入口、左が男湯、右が女湯


 観光で行くならここがお勧め 日本式温泉「亜太温泉生活館」
 亞太温泉生活館
 住所:台北市北投区温泉東路銀光巷21−6号
 電話:02−2898−3088
 営業時間 AM08:30−PM23:00 年中無休
 料金:露天大浴場 平日3時間 / 休日2時間500NT$(¥1,750)


 こちらは完全に日本の日帰り温泉であります。初めて台北温泉観光・または日本からのお客様の接待などに最適な温泉です。まず、カウンターで靴を預けサンダル・浴衣・タオルをもらいます。2Fに上がり更衣室があります。泉質は白色硫黄泉、温度は42℃前後と日本人には最適であります。またなんといっても清潔感があふれております。また、ご家族やカップルのために個室浴場の用意もあります。私には用はありませんが・・・(涙)。入浴後は浴衣に着替え、畳の休憩室で昼寝・・・Z♪ZZ♪ZZZ♪・・最高です!!


 台北にいらっしゃいましたらぜひ「北投温泉」行って下さい・・・心も身体もリラックスです〜♪♪


写真上:亞太温泉生活館・大浴場