〜乗る〜 BUSに乗って新竹へ(おまけ総統選挙報告)

 4年に1回のイベント終了・総統選挙


 3月22日(土)台湾の4年に1回のイベント「総統選挙」が終了しました。与党・民主進歩党(以後・民進党)の謝長廷氏(61歳)と中国国民党(以後・国民党)の馬英九氏(57歳)が立候補。総統とは日本の首相ではなく、まあ大統領・プレジデントというところでしょうか? 今回は、前に行われた立法委員(日本でいう国会議員)の選挙でも国民党が圧勝し、馬氏有利の予想通りという感じです。8年ぶりに国民党の政権奪還ということになりました。馬氏は「両岸の平和を望んでいる」と勝利宣言。謝氏は「台湾独立」、台湾人政権の存続を訴えていました。今後の台湾どうなるでしょうか?


 すごいのが選挙の投票率、前回2004年の総統選挙は、80.28%、今回は76.33%、日本では考えられない投票率です。馬氏は約765万票(58.45%過去最高)と謝氏は約544万票(得票率41・55%)を200万票も上回る得票です。新総統の就任式は5月20日です。ただ私、外国人ですし、あまり選挙等のお話をすると仕事に影響しますのでこの辺で・・・。


 バスに乗って新竹へ


 前回は新幹線のお話を書かせていただきましたが、今回はバス(BUS)についてお話します。MRT・台湾高速鉄道(台湾新幹線)についてお話しましたが、移動で結構便利なのが長距離バスです。だいたい24時間運転本数も15〜30分に1本、なんせ安い、台鉄とあまり変わりません。そして乗り心地が非常によろしいです。この点は台鉄と大違い、椅子は総統椅子(そうです、台湾の総統が座るような椅子)・TV・ゲーム・映画、中にはマッサージ装置、毛布付って感じです。まさに台湾の総統の気分で移動できるのが台湾の長距離バスです。


 新竹まで約90分ほど、新幹線や台鉄で列車待ちをしていることを考えるとすぐ到着します。なぜなら待ち時間が短いとこ。と私はたいがいバスに乗った瞬間寝てしまうからです! Z〜Z〜Z〜!! 夢の中では、台湾の総統気分であります。


 新竹駅に到着


 バスですが、到着は台鉄「新竹駅」です。ちなみに新幹線の「新竹駅」は竹北市、新竹駅近くまではタクシーで20分ほどあります。新竹市内に移動する場合は、新幹線よりバスが便利です。新竹は人口約40万人、台北より南へ下ります。現在は、IT関係の会社が多く、「台湾のシリコンバレー」と言われ日系の関連会社も非常に多い町です。この新竹駅が完成したのは1913年(大正12年)で、総督府鉄道部に勤めていた松嵜万長が設計を担当しました。よほど頑丈に作られていたようで、空襲の被害などを受けながらも改修を重ね、創業100年が近い今でも毎日、数多くの人の利用を見守っています。現存する駅としては最古のものらしく、二級古跡にも認定されています。建築の特徴としては中心の時計搭、前方につきだした大きな車寄せ、車寄せを挟むように設けられた二つの丸窓にご注目。まるでミニ東京駅であります。


 問題はこの松嵜万長さんです。ちなみに私の曾御祖父さんらしいです。そして私の名付親は私の御祖父さん、は台湾生まれらしく、私の本名「英明」は台湾でもある名前です。ちなみに新竹には英明街なんて通りもあります。新竹駅を見るとこれに引き寄せられて台湾に来た気がします。


 当然・お土産を購入(ビーフン)


 新竹の名産と言えば、「新竹米粉」そうビーフンです。うるち米を原料にした麺であります。一般的には「炒米粉」という炒めるビーフンが有名ですが、ここで紹介するのは、汁ビーフン・カップ麺であります。新竹都城皇廟の入口辺りで売っています。廟口で炒ビーフンを食べ、おみやげにカップの汁ビーフン。値段が格安で、なんと4個で100NT$(¥350)1個25NT$です。新竹のおみやげにいかがですか?