〜乗る〜台湾高速鉄道・台湾新幹線

 2007年1月開通しました台湾高速鉄道(Taiwan High Speed Rail)、台北⇔高雄(左営)を90分で結びます。最高時速300km以上、車体は日本の新幹線700系の改造版700T系。今までの従来線の特急自強号では4時間かかっておりましたので、半分以下になりました。この台湾鉄道の自強号は結構強烈で、まず切符を購入するのに時間が非常にかかる。なかなか座席予約が取れない。特に週末は・・・ 指定席には勝手に誰か座る。社内は弁当臭い、駅員・車掌の対応は横柄、実に日本の昔の国鉄を思わせるサービスレベルです。台湾の人達は台湾鉄道を「台鉄」と言い、台湾新幹線は「高鉄」と言います。駅員、車掌は若手の大卒を採用しておりますので、対応は非常にスマートです。気分的には必要以外「台鉄」には乗りたくありません。ただし、台湾は飛行機の国内線が発達しておりましたので、飛行機だと1時間、通常ビジネスマン達は、飛行機で台北⇔高雄を往復しておりました。片道約2,000NT$(約\7,000)程度でしたが、新幹線は1,490NT$(約\5,220)。この影響で航空会社はチケットディスカウント、ただし売上減は止められず、減便。倒産する航空会社もでるほどです。


 停車駅は、台北→台中→左営 の列車で90分、台北→板橋→桃園→新竹→嘉義→台南→左営の列車で2時間です。朝6時半より夜は22時近くまで、現在一日約70往復しております。現在は乗車券の購入も簡単に自動販売機できます。購入にはキャッシュカードがお勧めです。これは自販機の釣銭の問題、すべて50NT$硬貨で帰ってきます。日本の販売機を使えばこんなことにはなっていなかったのですが、これも台湾風であります。表示は漢字なので観光客の方でも非常に簡単に購入できます。


 車内は、700系の兄弟700T系ですから、まさに日本の新幹線と一緒ですが、少し違うのは車椅子コーナーが設置されているのと、トランクスペースがあることです。トランクスペースは、帰国時、台湾桃園空港からバスで高鉄桃園駅、そして台北駅に移動する私には非常に便利です。実はこのルート観光で台湾にいらっしゃる方々にも使えます。今までは、TAXIで台北市内まで約1,200NT$(約\4,200)バスの場合140NT$前後(約\490)時間は約1時間かかっておりましたが、桃園空港→高鉄桃園駅バス20NT$、時間は約20分、高鉄桃園駅→台北駅新幹線で160NT$時間は約22分、合計180NT$(約\630)時間が合えば新幹線が非常に便利です。当然駅にはエレベーター完備されておりますので荷物の移動も便利です。また、台中、高雄にいらっしゃる方はこの方法が便利です。台湾にいらっしゃいましたらぜひ一度お乗りください。感想は・・・ 「やっぱり新幹線? 日本と一緒!」しかし異国で日本の技術に感動も一塩です。