〜學〜 日本代表・台北市日僑学校(台北日本人学校)訪問&クリニック

◎日本代表・台北市日僑学校 訪問

会場:天母・台北市日僑学校 体育館

日時:2010年7月21日(水) 15:30(日本時間 16:30)

 7月20日に終了した第32回ジョーンズカップ。第3位に入賞したバスケットボール日本代表男子TEAM。ロンドンオリンピックに向けてスタートした、新生ウィスマンJAPAN!初海外遠征で好調な第一歩をスタートしました。3位と言っても、今年開催される2010世界選手権アジア代表1位のイランに4点差、アジア3位のレバノンに5点差の敗北。宿敵・台湾に勝利したことが相当自信につながっていると思います。

 7月19日台北日僑学校バスケットボール部一同で応援に行った御礼に日本代表・田臥勇太選手(リンク栃木)、網野友雄選手(アイシン)、石崎巧選手、アシスタントコーチ水野宏太さん、トレーナー水野彰宏さん、情報戦略サポートスタッフ末広朋也さん、総括マネージャー川島健太さんの計7名が表敬訪問ならびにクリニックにいらっしゃいました。

 日本代表の諸君は、台北市日僑学校の鈴木明校長、小林達俊教頭、PTA役員の方々から熱烈なる歓迎を頂きました。

日本代表サイト

http://www.jabba-net.com/japan/?p=4815

http://www.jabba-net.com/japan/?p=4976

訪問していただいた日本代表

◎台北市日僑学校(台北日本人学校)とは

 台北市日僑学校とは台湾に在留または居住する日本人子女に日本と同じ教育を受けるためにできた台北市政府教育局の認可を受けた外僑学校で昭和22年に開校。現在小学部約500名、中学部約200名合計約700名、小学部18学級、中学部6学級の世界の日本人学校でも大規模な学校。卒業生では、俳優の金城武さんがいます。

台北市日僑学校HP

http://www.taipeijs.org/

◎TJSバスケットボール部

日本の学校同様、部活動(文化部・運動部)があります。日本と違うのは部活動(通称・部活)と言わず、課外活動(課活)と言います。日本の部活との違いは券部できるのです。なんせ、日本の学校に比べると児童生徒数が少ないので、兼部しないと活動ができません。当然、興味のある活動をしないと部員は練習に来ません。ちょっとアメリカの学校のスポーツの仕組みに似ています。

 私は昨年から参加。昨年はY根さんがメインでコーチ。私はお手伝いでしたが、今年4月Y根さんが日本帰任。一挙に私に御鉢が回ってきました。大学卒業時、専修大学付属高校コーチ。このTEAMはなんせ高校選抜大会(現在のウインターカップに相当)で全国BEST8のTEAM。当時の選手で田中秀明君は現在の青山学院大学の長谷川監督の御世話で進学。その後、日本リーグ三井生命で選手・コーチをやった選手がいる全国強豪校であります。その後、荒川区立第七中学、社会人になって関東実業団・京樽バスケット監督、台湾に来てからは、台湾の駐在日本人TEAM監督、乾杯バスケット部等等・・・しかし、このTJSバスケット部はちょっと違います。

 なんせ小学部2年生から中学部3年生、男女約40名の部員であります。小学生を教えるなんて初体験。各自レベルの差もあり、毎回ドキドキの練習であります。

日本代表と記念写真

◎日本代表クリニック

 日本代表、川島健太総括マネージャーの御好意とお力をお借りして、台北市日僑学校/TJSバスケットボール部のクリニックが開催されました。19日のジョーンズカップで活躍した選手が学校に来て、練習を教えてくれる訳です。もう部員達は緊張の新高山(現在は玉山と言います)であります。練習開始のエールがいつものように言えません。
 水野アシスタントコーチの進行により練習が開始。まずは、選手の自己紹介からです。

日本代表の挨拶

 挨拶終了後、水野トレーナーの反射測定。日本代表の選手と部員達混じり合って手をつなぎます。目をつぶって集中力を高め、水野トレーナーを起点に手を強く握っていきます。最後に水野トレーナーに帰って来た時間をストップウォッチで測定。第一回目9秒。水野トレーナーに遅すぎます。と怒られちゃいます。第二回目 7秒。ウォーミングアップの開始です。

反射測定開始

 ウォーミングアップは水野トレーナーの指導により日本代表と同じです。実は、私の練習でもほとんど同じ内容でウォーミングアップをしています。なぜなら、以前ジョーンズカップでいらっしゃった青山学院大学、チーフトレーナーの吉本さんに教えていただいていました。3歩ダッシュ、ハーキーステップ等等・・部員達はいつもより張り切ってアップしています。また、東海大学の末広君が声を出すと、部員達はいつもより大きな声が出ていました。やればできる部員達です。特に小学生は吸収が非常に早いです。ステップ、ピボット、パワースタンス&ハンズアップも教わりました。ウォーミングアップ終了後に三回目の反射測定。なんと5秒。みんな、すごいぞ〜♪

代表と一緒にウォーミングアップ

三回目反射測定・網野選手もマジ!

◎ボールを使って練習

 ウォーミングアップ終了後、水野アシスタントコーチの指導でドリブル練習。部員達も選手に交じりながら片手ドリブル。両手ドリブル、両手バックドリブルと進んで行きます。模範演技で田臥選手のバック片足上げドリブル、石崎選手の両手チェンジドリブルで大歓声。数十名の見学者も「ウォ〜!」という大歓声♪まさに日本代表の技術です。「失敗を恐れちゃいけません。今できなくても継続して練習すれば絶対できます。」と石崎選手のコメント。ここで水野アシスタントコーチより宿題がでました。1年後のバスケットボールの宿題です。ジョーンズカップは毎年台北で開催される訳で、来年もクリニックに来ていただけるということです。選手諸君は、来年まで「バスケの宿題」達成のため頑張るでしょう♪♪その後は日本代表対TJS部員のドリブル鬼ごっこ。あぶなく、日本代表が負けそうでした。日本代表勝利の曉には、マジで勝利の雄叫び!なんでも真面目にやる日本代表の本心でしょう♪♪♪

その後、シューティングゲームを開催。網野選手からサプライズ企画、優勝者には網野選手のサイン入りバスケットボールシューズのプレゼント。なんと決勝戦には、代表選手3名と部員3名で開催。なんとその決勝戦にまだバスケットを始めたばかりの小学部2年生が進出。この選手、運が強いんです。試合応援でも田臥選手から握手とプレゼントをもらっていました。末恐ろしい選手です。もしかして、将来は日本代表?!

田臥選手もドリブル指導

シューティングゲーム

◎質疑応答&即製サイン会


 練習終了後、選手への質疑応答。「バスケットがうまくなるために勉強は必要ですか?」なんて質問が飛びます。そこはさすがに田臥選手、「当然、必要です。私はNBAに挑戦するために今でも英語の勉強をしています」と回答。誠にありがたい回答です。実は、TJSバスケット部の規則で勉強しない部員は練習できないというのがあります。これも、父母の方々も知っています。バスケするなら、勉強してからと家で言われているのでしょう。

 即席サイン会、部員達はたくさんサイン頂きました。挨拶をして約1時間半のクリニック終了。日本代表の皆様、誠にありがとうございます。日本での国際親善試合、海外遠征、広州アジア大会と続きます。御身体には十分注意し、より一層の御活躍を心から祈ります。

 TJSバスケット部諸君、がんばって練習しましょう。台北市日僑学校の先生方、またバスケ部御父母の方々、今後ともよろしくお願いします。また、日僑学校の児童・生徒諸君バスケット部に入部しませんか?入部お待ちしております。

質問「結婚しないのですか?」石崎選手・ビックリ!!

即席サイン会