〜乗る〜 高雄の地下鉄 KRTS

 第1回で台北のMRTについて書きましたが、今回出張で高雄に行きましたので高雄捷運 KRTS(Kaohsiung Rapid Transit System)について書かせていただきます。

 まずは高雄市についてです。元々は原住民平埔族・マカタウ族の集落タアカウに由来して、打狗(台湾語でTaN-kau ,ターカウ)と17世紀から言われておりましたが、1920年に高雄(たかを)と日本統治時代に改名されました。それが現在まで使われております。人口約150万人、台湾第二の都市であり、南部の中心。東アジアでは、香港、シンガポールに次ぐ貿易港でもあります。そこに台湾で2番目の地下鉄 高雄捷運 KRTSが2008年3月開通しました。捷運(Jieyun)とは中国語で地下鉄の意味です。現在は、全長約27km橋頭駅から小港まで、現在3両編成、約10分間隔で運行されております。

 台湾新幹線が開通し、高雄に到着と言いながら実際は左営駅。そこからタクシーまたは台湾鉄道で高雄中心部まで移動が高雄捷運の開通により、約10分(5駅)遠東、SOGO、三越のある三多商圏駅まで約14分(現在7駅)高雄国際空港駅まで約25分。高雄の移動は非常に便利になりました。また高雄巨蛋、夢時代、漢神百貨、六合観光夜市、城市光廊なども高雄捷運でスイスイ移動できます。


 新幹線で高雄(左営駅)に到着し、改札を出て左方向に進むとKRTS左営駅があります。さて行く先までチケットを購入となります。チケットと言いながらICチップ入りの青いコインであります。ただし、I Passというカードを200NT$(デジボット100NT$+運賃100NT$、約681円)を購入したほうがお得であります。


 さて改札ですが、これも台北システム同様です。このMRTシステム、バンコクやシンガポールで経験しましたが各国共通なので非常に便利です。ただし、購入時のお釣り銭は硬貨しか出ませんので注意です。またホームは完全封鎖式というか、最近の東京の地下鉄のホームに似ております。


 車内は、新型のSIEMENS社の車両、椅子は当然プラスティック製。自慢はアメリカ型の吊革と車内中央の3つに分かれている支柱だそうです。当然、喫煙、飲食に罰金があり台北と違い1,500NT$(約5,111円)です。


 台北ブログなんですが、もし高雄にいらっしゃることがありましたら、新しくて便利で安い高雄捷運をぜひご利用下さい。ちなみに訪問時、高雄は気温31℃、さすが亜熱帯、高雄はやっぱり暑いです! 涼しい高雄捷運での移動がラクチンであります。