〜遊〜 魚市場と夜市の町 基隆(Jilong)

 台北市の北部にある基隆市、人口約40万人、台湾第二の貿易港、基隆廟口観光夜市で有名な町です。台北駅より國光汽車客運に乗り高速で約40分で到着します。基隆はもともと「鶏籠」(きいるん)と呼ばれていたが1885年より同音の基隆に改めました。実は、この「基隆の港」は歴史的に悲しい過去があるのです。日本敗戦後、日本人は終戦のため、日本に帰国します(日本人は約1/4住んでいたようです)。そして、中国から「国民党」 (外省人)がこの「基隆」に上陸します。 その時の様子を、台湾人(内省人)は・・・ 「犬が去って、豚来る」といいます。 意味は、うるさい日本人(犬)が去って、汚い 外省人(豚)が来る。日本人の方がうるさいけど我々を守ってくれた。日本人の方が良いという意味のようです。 また、終戦後台湾ではクーデター(228事件)が おきます。その時、首謀者とされた台湾人の人をこの「基隆の港」に投げ捨てたとされています。その時、この港は真っ赤になったと言われています。私が、「基隆」を訪ねる時、なぜか「雨」が多いです。この雨は、台湾人の涙かな・・・ この港を見ると寂しくなります。


 ここは台北の魚市場、朝2:00〜7:00まで魚を売っています。 東京のアメ横のようですが、実はちょっと違います。 昔は、「基隆」は漁港でしたが、今はほとんど の魚が「宜蘭」で捕れた魚と輸入、冷凍の魚です。 また、衛生的には写真のように、道に「魚」が 投げてあります。衛生的ではありません。


 基隆には有名な「基隆廟口観光夜市」があります(昼から営業中!)。なんとここに「日本の味お蕎麦屋さんのカレー」があります! 店名は46番咖哩飯・鮮魚湯、正式な店名は無いようです。味は鰹出汁のまさに日本の蕎麦屋さんのカレー! こんなところにも「日本の統治時代」の歴史を感じることができる「台湾」です。ただし、この屋台ではあえて味噌汁を飲むのがツーです! 基隆へ遊びに行ったらぜひお試しください。


カレーライス(咖哩飯)と味噌汁で50NT$(約¥175)。