台湾99学年度国民中学バスケットボールリーグ決勝大会

日時:2011年4月11日(月)〜15日(金)
場所:台北市台北体育館 1F 4F

台湾のバスケットボール事情のお話

 日本と台湾の違いは、学期が違います。日本は4月新学期、台湾は9月新学期です。7月・8月は夏休み、よってスポーツの決勝大会は3月、4月に行われることが多いのです。世界的には、9月新学期がほとんど、国内のトップは4月に決めて、オリンピックやアジア大会、またU‐16、U‐19、U‐24ユニバーシアード等は7月8月の夏休みの時期に実施される訳です。この学期の問題をクリアしないと日本のスポーツは強くならないかもしれません。また、日本の場合、インターハイや全国大会は8月、夏休み前に予選、国体やウインターカップに参加するTEAMは練習しますが、1年で入学して3年春まで実質2年しか練習しない訳です。中学2年+高校2年=4年、中学3年+高校3年=6年、この2年の差。経験のスポーツ・バスケットボールには大きな差として現れるのではないでしょうか?また、最近は中高一貫付属私立校が強豪になるのも当然な結果です。

 また、台湾の中学・高校バスケットボールは、甲級・乙級と実力別に分かれています。中学の場合、男子甲級18校、女子甲級13校、乙級209校です。甲級は強化指定校という感じです。日本は学校教育の中の部活動、どの学校も1回戦から予選というスタイルです。東京の高体連は、登録校約300校、男女でインターハイ予選を行う訳ですから、選手も運営関係者も大変です。今回の決勝大会は、甲・乙各予選を勝ち抜いた甲級男女8校、乙級男女8校の決勝大会であります。甲級はA・B各4TEAMで予選リーグ、予選順位を決定後、各組予選1位VS 予選2位で準決勝、勝者が決勝、3位決定という形式で大会です。

結果・男子 苗栗県立明仁國中 優勝 女子 台北市立石牌國中 3位

この2TEAMは、3月28日、29日 沖縄市那覇で開催された「bjリーグ第一回アジアチャレンジ」に参加した学校であります。

男子予選A 
○明仁國中 69 − 41●七賢國中(高雄)

○明仁國中 84 − 53●麟洛國中(屏東)

○明仁國中 77 − 35●永和國中(新北)

男子予選A1位通過

女子予選A

○石牌國中 62 − 34●正濱國中(基隆)

○石牌國中 77 − 38●七賢國中(高雄)

●石牌國中 62 − 65○懐生國中(台北)

審判は国際審判員・陳さん(お世話になってます)

父母の方々の応援〜♪

淡水工商のお姉さん達も応援に〜♪♪

女子予選A2位通過

男子準決勝

○明仁國中 70 − 65●復興國中(宜蘭)

来年は、僕達の番です〜♪

明仁國中は決勝へ

女子準決勝

●石牌國中 51 − 56○永仁國中(台南)

石牌國中は3位決定戦へ

男子決勝

○明仁國中 47 − 42●永吉國中(台北)

明仁#6 劉君 小野秀二さんのような素晴らしいGです♪

明仁國中 男子優勝

優勝決定の瞬間〜♪黄校長先生は走って〜♪♪

私のところに来てくれました〜♪♪♪
(すいません、よってピンボケです)

邱監督の優勝お決まりのネットカット〜♫

明仁國中 おめでとうございます!

女子3位決定戦

○石牌國中 44 − 37●圓山國中(宜蘭)

石牌國中 女子3位

女子優勝は、永仁國中(台南)

団結力のあるTEAMです!

2位は、懐生國中(台北)

#10 鄭選手 シュート&パス最高です!

汪監督の石牌國中としての最後のミーティング!
「負けたことは悔しい、しかし君達に明日はある!」

悔しさをバネにがんばろうと誓う選手達♪

石牌國中の高コーチから淡水工商の陳監督に引き継がれます♪♪
陳監督と高コーチは、國泰人壽の先輩・後輩です!

選手・指導者・TEAM関係者・体育総会の方々・審判の方々ご苦労様でした!
bjアジアチャレンジから、台湾の中学バスケにかかわるようになり、
今回の決勝大会 非常にすばらしい大会でした。
選手諸君の熱い戦い、非常にすばらしい大会でした。
まだ、中学生 高校 大学 そして台湾代表へと旅立ってゆく大会!
今後が非常に楽しみであります。

また今回の大会を観戦して日本のバスケット界の将来に不安を感じます。
男子優勝した明仁國中の監督、コーチ2名はプロコーチです。
学校の教員ではなく、バスケット専門のコーチとして生業を立てています。

女子石牌國中のコーチもプロコーチです。
石牌國中→淡水工商→中国文化大學→國泰人壽というラインで一貫指導。
「アジアで勝つ!」というコンセプトで選手育成しています。

日本人として日本バスケットボール協会の一層の強化を望みます。