(緊急)東北関東大震災後の日本輸入食材の台湾における風評被害

東北関東大震災後の日本輸入食材の台湾における風評被害

風評被害は空豆から始まる!

日本から輸入のソラマメに微量の放射線、鹿児島県産だが成田から空輸


 行政院衛生署は20日、日本の鹿児島県産のソラマメの殻から微量の放射線が検出されたと発表した。検出されたのはヨウ素131とセシウム137。いずれも基準を超えていなかったが、輸入業者は14キログラムをすべて密封しており、市場には出回っていない。日本から輸入された食品から放射線が検出されたのは初めて。このソラマメは、放射能漏れを起こしている福島第1原発からは遠い鹿児島県で生産されたものだが、成田国際空港から輸出され、18日に台湾桃園国際空港に到着した。行政院原子能委員会では、輸送過程か成田空港で汚染されたのではないかと指摘している。
 福島第1原発で放射能漏れが発生して以来、日本からの食品輸入は急減し、1日当たり20ロット以下に落ち込んでいる。すべてのロットについて放射線検査が行われている。経済部標準検験局は23日から、日本から輸入される家電製品、ノートパソコン、照明器具、玩具など600項目余りの商品について放射線検査を行う予定。日本から輸入された食品を販売しているデパートやスーパーマーケットなどでは、検出される放射線の程度を見て、日本からの生鮮食品輸入を停止するか継続するかを決める方針を示している。

<2011.03.21 蘋果A7、聯A5、中A5、自由A5>

 そらまめ君って知ってますか?日本の環境省のキャラクターでダイオキシンや大気の異変に一番反応しやすい食物なのです。よりによってというか、それを知っている台湾側にしてやられた可能性はあります。他の食物には異常は出ていませんし、鹿児島産ですから、普通産地での放射能の影響は考えられません。


日本からの輸入商品に対する検査対象を658項目に拡大、放射線量が基準を超えれば返品





 行政院衛生署は21日、日本から輸入されている生鮮・冷蔵・冷凍の青果、水産物、乳製品、乳幼児食品、ミネラルウォーターに対して全ロットの放射線検査を行っているが、即日から3月12日以降に日本で生産されたインスタント麺、菓子などの加工包装食品についても検査を開始すると発表した。また、経済部標準検験局と財政部海関総署は22日から、食品以外の一般の貨物についての放射線のサンプル検査を強化する。行政院原子能委員会によると、21日までのところ、日本から飛行機で台湾に到着した旅客のうち39人から微量の放射線が検出された。

<2011.03.22 中A1、経A2、自由A1>

 水産物だけでなく、インスタント麺、おかし、チョコレートまで検査すると言っています。これも、現在の輸入品は関係ありません。日本大好きの台湾としては、これも台湾業者なりにしてやられたということでしょうか

 また、現在日本からの輸入食品の通関検査は、通常より3〜7日以降かかるようである。理由は、サンプル抜き取りで、放射能検査を行っている。これが全品になると、2週間以上通関作業が遅くなる可能性もある。


台湾が放射能汚染海域での操業を禁止、台湾漁船のサンマ漁に影響



 行政院農業委員会漁業署は、福島第1原発付近の海域で放射能汚染が広がっていることを受けて、福島付近の海域で操業する台湾の漁船に対する人工衛星による監視を開始した。漁船が汚染海域に入った場合、直ちに退去を要求する。
 台湾は日本に次いで世界第2位のサンマの漁獲量があり、年間水揚げ量は10万トン余りに達している。福島の東北沖600〜700キロメートルはサンマの重要な漁場となっており、台湾漁船が毎年80隻ほどこの漁場で操業している。6〜11月が漁の最盛期。漁場が放射能に汚染された場合、損失は20億台湾元に上ると試算されている。
 高雄区漁会(=漁協)によると、3月上旬にサンマ漁に出発する予定だった漁船9隻が、と当面、出漁を見合わせている。

<2011.03.23 蘋果A2、聯A4>

台湾の漁船が、日本近海で漁業をしていたということです。また、新聞記事では、日本の漁業が難しいと、台湾漁業に商機があるといっていますが、実際そんなことはないようです


統一超商(セブンイレブン)傘下の和食レストラン「上都」、福島原発の影響なく業績好調



 統一超商(セブンイレブン)傘下の和食レストラン「上都」は、日本の福島原発の放射能漏れの影響を受けておらず、業績好調を維持している。台湾では日本の海鮮の放射能汚染が懸念されており、日本の海鮮を拒否する傾向が強くなっている。上都は日本の技術、サービス精神を導入している。ただし、食材については大部分が台湾産で、澎湖の海鮮、南部の野菜などを採用し、管理を徹底している。

<2011.03.23 経C7>

私がみる限り、台湾の「和食・さと」は業績が良いようには観えません。


日本から台湾産野菜の引き合い増える、日本での地震後の需要に対応


 行政院農業委員会によると、日本での地震後の需要に対応するため、日本から台湾産野菜に対する引き合い増えており、今後、台湾からの野菜の調達が増える見込み。一部の品目では10%程度の出荷増加が予測されている。ただし、これに対して一部の品目では対日輸出の減少が予測されている。
 日本は台湾の農水産物の最大の輸出先で、昨年の輸出額は9億1000万米ドル、輸出量は19万2000トンだった。主な項目はウナギ、枝豆、コチョウラン、オンシジューム、バナナ、マンゴー。地震後に引き合いが増えているのはキャベツ、ニンジンなど。そのうちある業者は、今週、すでに1、2本のコンテナを追加しており、従来よりも10%程度、輸出量が増えている。これに対して、花の輸出は大きな影響を受けており、対日輸出は地震発生からこれまでに1億台湾元近く減少している。

<2011.03.22 自由A3>

 日本の業務用米の巨大産地、宮城・福島・茨城・千葉の放射能問題で影響が出るのはこれからでしょう。十数年前の日本の米不足から考えると、台湾は今後の米の輸出が一番商機があると思われます。ただし、中国北東部の日本品種との価格競争となります。


台湾の№1回転寿司「争鮮」は・・!




 早速本日お邪魔してきました、「争鮮」POPにて 敬請安心食用(安心して食べることができます)現在の食材は、大震災以前に輸入したもので安心です。今後も産地や放射能検査を行うので安心して召し上がれます。と書いてあります。まさに、その通りであります。

 以前も紹介しましたが、近年の日本食材・海産物の№1は争鮮です。ほたて、魚卵(いくら、トビ子)やロブスターサラダ等の加工品です。現在、台湾で140店舗の回転壽司を運営しています。

http://www.sushi-express.com.tw/sushi-express/index.php

台湾の方々、現在の日本商品は安全です!

安心して、召し上がって下さい!!