(速報)日本からの農水産物の輸入検査を強化、放射能汚染の恐れから

 私のBlogをご覧の方々、日本からの食材輸入、またその食材を台湾で販売
並びにレストランを営業される方多いと思います。ぜひ、ご覧になって下さい。


 3月14日 行政院衛生署食品薬物管理局は、東北地方太平洋沖地震の影響に
よって福島第1原発で爆発が発生し、放射線が漏れたことから、日本からの
生産食品の輸入について、輸入業者に収穫、生産時期の申告を求める方針を
示した。汚染地区で爆発以後に収穫、生産された食品は輸入が禁止される。


 ただし同局では、日本の現地での被災状況から見て、短期内の収穫は
難しいだろうと指摘している。行政院農業委員会によると、福島県からは
冬のナシの穂木、夏のモモ青森からは秋冬のリンゴ、宮城県からは水産物
が台湾に輸入されている。


 日本から台湾に輸入される農水産物は10億台湾元余りで、台湾の農水産物
輸入額の6%程度。輸入量は1854万1440トン。


 うち、モモ25万0644トン、ナシ23万6179トン、柑橘類20万4832トン、
ブドウ19万8442トン、活・生鮮・冷蔵ホタテ8万6764トン、カキ3万7727トン、
冷凍魚卵1万6674トン、カニ1万3890トン、マグロ2748トン。


<2011.03.14 聯A7、蘋果A9、自由A9>

鮮魚について

台湾の方は、日本・築地から直輸入〜
なんてみること多いと思いますが・・・
たしかに、築地の鮮魚は太平洋・東北関東のものが
多いですが・・・
実際は、福岡産 空輸が多いのです!

参考までにホタテは冷凍で輸入されることが多い。
ただし、現在台湾で売られている冷凍ホタテ貝柱は
本物のホタテでないことが多い。
多量に日本産の冷凍ホタテを輸入しているのは争鮮である。
これは、日本・北海道産である。


冷凍魚卵とは、主に「イクラ」をいう。
トビ子や明太子は、海産物ではなく「加工品」である。
日本では、三陸産「三特」塩いくらが有名である。
(○に特が3つのしるし 木箱入り)
これも、台湾に輸入されている多くは、日本・北海道産。
以前は三陸産が多かったが、非常に価格が高騰し、争鮮が
輸入する北海道産「いくら醤油漬」が多い。


最近の傾向は、台湾での海産物の輸入&物流は「争鮮」
が主流となっている。大手百貨店・大小スーパー
コンビニ弁当ベンダー個店にいたるまで、販売網を広げている。


http://www.sushi-express.com.tw/toplus-food-logistic/index.html


また、今後予想されることは、食材輸入時の産地証明、
生産時期証明、そして放射能検査 諸々があり日本から
の食材は通関に時間がかかるだろう。
通常、通関作業1週間程度だが、2倍以上の覚悟が必要。
また何か問題があれば、出荷できない・シップバック
も考慮する必要がある。


台湾が早く手を打つということは、それなりの情報を
入手し、3月14日に決定したと思われる。
日本政府・農林水産省・経済産業省・日本交流協会の
現状把握と台湾政府に対する迅速な対応が必要である。


☆ ONE FOR ALL ALL FOR JAPAN ☆