〜泡〜 北投温泉‐?(Beitou Wenquan)と台湾観光の変化

●好評につき北投温泉
 1月22日Worldblog台北に紹介した「北投温泉」、好評につき再登場であります。今までは土曜日、台湾駐在日本人バスケットTEAM「台湾日僑隊」の練習、日曜日はAPAL大会出場。2−TEAM参加しておりましたので、土日はバスケ三昧。A−TEAMは決勝トーナメントに出場。残念ながら、BEST8でしたが、3月6日・広州で開催される第6回ASIA−CUPに向け順調な? 仕上がりであります。

 ただし、先週の土曜日は、朝「台北日僑学校」で中学生と練習、その後は台湾日僑隊練習、女子との練習試合。なんせ50歳ですから「知名」の身体、脚も腰もヘロヘロであります。身体のケアとなれば、北投温泉であります。

台湾日僑隊のメンバー

●地熱谷公園も完成
 地熱谷公園も完成。(日本統治時代は地獄谷と呼ばれていました)以前は「足湯」も出来たのですが、火傷する人が続出したためになくなっております。ただし、足湯は近くで可能です。公園も綺麗に整備されました。ただし、開園時間は、9:00〜17:00、観光で見学に行かれる方は御注意下さい。

綺麗になった地熱谷公園

足湯も楽しめます!

●加賀屋・台北も変化
 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」30年連続総合部門1位の加賀屋・台北も外側の足場も取れました。台北市北投図書館側から「パチリ!」新聞発表で、今年11月開幕であります。非常に楽しみです。

 加賀屋・北投HPhttp://www.kagaya.com.tw/

加賀屋・北投と台北市北投図書館

●新秀閣大飯店
 前回紹介した「瀧乃湯」、ちょっと日本人にはということで、日本人にも入浴可能な温泉を今回は御紹介。「新秀閣大飯店」ちょうど加賀屋・北投と瀧乃湯の中間に位置しております。お値段は250NT$(約¥750)ph1(青)の個人池と、ph4(白)の大衆池の2つが楽しめます。このph1(青)の個人池が強烈であります。正直疲れている個所、脚や腰が「ピリピリ」します。入浴中は、汗がダラダラ。身体の悪い物がすべて出る感じであります。北投温泉は、秋田県の玉川温泉同様の北投石(ほくとうせきと読みます)から出るラジウム泉です。ただし、個人池から大衆池に行くには一度着替えなければなりません。(これも台湾風?)入浴後は、サッパリ! 元気な「知名」と生まれ変わります。ぜひお試し下さい。

新秀閣大飯店

これが「ラジウム泉」ピリピリph1です!

 店名:新秀閣大飯店
 住所:台北市北投區光明路238號
 MRT新北投站徒歩5分
 電話:02−2891-2166
 営業時間:24時間
 料金:大衆池+個人池 250NT$ 


●台湾観光事情の変化
 北投温泉で見かけた光景です。この北投温泉には、以前(20年程前)日本から観光客が殺到したため、大型観光旅館が沢山あります。しかし、最近は観光BUSで乗り付ける光景をよく見ます。これは、どんな人達でしょうか? そうです、中国人団体観光旅行の一団です。また台北市内の☆4つクラスのホテルで朝お客様と待ち合わせをしたら、すごい数の中国人団体観光客に遭遇したことがありました。

 2008年7月、馬政権誕生後、中国人観光客の解禁になりました。しかし、個人旅行は基本的に不可。原則、団体旅行であります。中国13億人の中の1%の成金達が家族で、台湾団体旅行に来るのです。2009年の中国からの訪台者数は、約97万人(前年比3倍)であります。昨年の訪台日本人は、約100万人(−7.9%)です。当然、観光業界は増収360億NT$(¥1,000億)であります。平均滞在日数7日、1人1日平均消費額、約8,000NT$(約¥22,800)。正直、日本人観光客より美味しい商売です。

 我々の会社の近く「信義地区」の市場も変化しています。7日滞在の往復2日、実働5日の1日を、信義地区で過ごすようです。朝ホテルを出発して、台北101観光、約1時間半、その後信義地区の「食べ放題レストラン」で食事、約1時間半。その後は、信義三越(4館)で3時間程買物。この近い距離ですが、基本団体旅行なので、BUSで移動します。また、逃亡する人もいるので原則、BUS移動であります。ちょうど、BUSが到着した所に遭遇しました。ガイドさん(2名)とともに約20人の中国人観光客が下車。すると、信義三越から3名が御出迎え。御出迎えですよ〜! 三越の説明、人民元は使えませんとの説明、両替が必要な方は、我々担当に申し付けて下さい。日本人お金持ち観光客が来てもこんな対応はしません。

食事後BUSに乗込む中国人観光客

 この中国人観光客の特徴があります。ほとんどの人が、肩からカバンをかけています。手にミネラルウォーターを持っていることが多いです。しかし、結構ブランドの服やバックを持っていますが、まったくコーディネートされていません。そして、靴がダサイです。台北のオシャレな信義地区で「完全に浮いている」のですぐわかります。

 しかし、ここで思うのは家族御一行で台湾旅行をする約1億人の中国成金も恐ろしいですが、それをきっちりビジネスにする台湾人も非常に恐ろしいです。1週間台湾滞在で、ホテル、旅行会社、レストラン、百貨店なの諸々で、日本人相手の観光客より2倍以上儲けちゃうのでしょう。おそるべし、中国ビジネスであります。H山さんも、鶴の航空会社も見習う必要があるでしょう。

信義三越買物前の中国人団体観光客