〜牛年〜牛轉乾坤&吉野家

 ○台湾の新年に昔の日本を想う

 新年快楽! おいおい、日本の人は「もうとっくに明けてるよ!」というご意見が聞こえてきますが、こちらは台湾・台北。農暦(日本でいう旧暦)のお正月が明けたばかりであります。今年は1月26日(月)が春節(農暦のお正月)でありました。9連休であります。旧正月ながら私会社で仕事をしておりました。我社は台北市信義區でありますので出退勤にMRT市政府駅を利用します。その風景を見て思いました。「昔の日本だな〜!」市政府駅近くには三越4つ、ワーナー(映画館)、NYNY(ショッピングセンター)そして台北101があります。

 まあ家族連れの多いこと、多いこと。人・人・人。乳母車から車椅子のお爺ちゃん、お婆ちゃん。市政府エリアは日本に例えると東京都新宿であります。新宿にこんなに家族連れはいません。ましてや新年・正月に何をするために家族でここに来るのか? 祖父・祖母・夫婦・兄弟・そして孫、今の日本では3世代なら大概車で移動ですが、地下鉄(MRT)で移動。こんな家族連れを見ると私の小学校低学年の私のお正月を思い出しました。 何かこれを見ると私の小学校低学年時代の 日本の御正月を思い出します。父方は7人兄弟で夫婦だけで14人、祖母、孫を合わせると30人以上が私の家に集結する訳です。長男は他界しており、次男の私の父の家に全員集合です。一番大変なのは私の母です。午前中に集合。昼御飯、そして夜御飯。60名分以上の食事を一人で準備するのです。子供だった私は「お年玉」を沢山もらえるので良かったのですが・・・ 今の日本はどうでしょうか? 核家族化が進み、御節料理は注文で購入。元旦の朝しかほとんど食べません。「個人主義」であります。台湾の家族連れを見ると40年前の日本が見えます。しかし、この国も「核家族化」は必ず進むのでしょう。日本より早い時間で・・ただし経済は冷え込んでいるのでしょう。三越がこれだけあっても「三越の紙袋」を持っている人は本当に少ないです。食事・映画・ウインド・ショッピング・・・ 「以上終了」であります。新年4日休み+旧正月9日休み+日曜2回=合計15日。月の半分仕事していないのです。2月の台湾の消費は完全に冷え切るでしょう。冷え切るだけなら良いけれど凍っちゃう(倒産)会社が出ないか? 心配です。旧正月前の消費券なんてとっくの父ちゃん(実は母さんが使うのですが)使い切っておりますので・・・


 ○HAPPY 牛 YEAR → 牛轉乾坤

 1月の新年では「HAPPY 牛 YEAR」というコピーを見たのですが、旧正月見る一番多いコピーは「牛轉乾坤」であります。薬局、レストラン、スーパーなどあらゆるところに「牛轉乾坤」という文字があります。意味はと言いますと、「牛年(丑年)になって運命をかけてのるかそるかの勝負に出る。」であります。私はこのコピーを昨年の年末から使用している会社・お店を知っています。それは「台湾吉野家」であります。この件は台湾吉野家稲田総経理に確認しております。Worldbiog北京の田中さんは、「味千ラーメン」のお話でしたが、台湾で出店数の一番多いレストランは吉野家であります。もう台湾に来て21年。「おいおい! 吉野家はレストランじゃなくてファーストフードでしょ?」と言う方がいらっしゃると思いますが、ちゃんと客席のあるセルフサービスのレストランなのです。私も週1以上でお世話になっております。メニューは日本と違います。当然、牛丼はありますが、鶏錦丼、鶏錦丼と牛丼のコンビ(半分・半分)などがあります。吉野家の牛丼を食べると「日本人で良かった!」と思います。「お父さん、今日もホームランだ!」日本・台湾・世界の経済もホームランを打ってほしいです。アメリカの新大統領・オバマ氏に期待します。ちなみに日本も台湾も吉野家の牛丼は「USビーフ」であります。

 HAPPY 牛 YEAR !
 牛 轉 乾 坤
 「牛丼は日本の食文化」です!

吉野家市府店

台湾の吉野家牛丼・茶碗蒸もあります

 台湾吉野家 HP:http://www.yoshinoya.com.tw/